こんにちは、めてめてです。今回は今後も生き残っていく美容クリニックの特徴について解説していきます。
美容業界の拡大とともに多くの美容クリニックが開院していますが、その裏では財源が十分に確保できず非常に多くのクリニックが閉院しています。その変動の激しい業界の中で生涯美容看護師として働くには、安定して経営をし続けることができるクリニックに身を置くことも大切なことになります。
どのようなクリニックが今後も生き残っていくのか、そのことについて理解を深めてみてください。
ぜひ最後まで見ていってください。
めてめて
- 現役美容看護師
- 美容看護師歴7年目
- 管理職、教育、採用担当
- 医療と経営の両視点から美容医療を経験
- 大手系〜個人系まで多種多様の美容クリニックで勤務経験あり
始めに
美容看護師として生涯安定して働き続けたいと思う人は非常に多いでしょう。私も当然その1人として日々精進しています。実際に1度美容看護師として働くことの楽しさや、やりがいを感じてしまえば、病棟などに戻って働くのは望まないという意見は多く聞きます。
近年の美容医療業界はリーズナブルな価格帯と美容への抵抗感が低くなったことから、人気が高い分野となっており、お客様の流れが非常に激化しています。そのため多くのクリニックが人気に便乗して開院している反面、思うように収益化が見込めず非常に多くのクリニックが閉院していっています。
さてそのような環境下にある美容クリニックに身を置く美容看護師も、この問題は決して無視できるものではありません。特に所属しているクリニックが閉院してしまい、不本意に美容看護師を辞めざるを得ない人も今後出てくるでしょう。
そこで今回のテーマでは生涯美容看護師として働くための土台として今後激化、そして飽和していくであろう美容業界で、どのような特徴や強みを持った美容クリニックが生き残っていくのかということについて解説をしていきます。
自分が働く環境を見極めておくことは非常に大事です。もし今のところで将来性を見出せないのであれば、早めに次のためにできる行動をしておくことが今できる最善の対策になるでしょう。
美容看護師として将来安定して働くことの実現を目指している人は参考にしてみてください。
- 今後も生き残っていくクリニックの特徴について。
- 長く働ける美容クリニックの選び方について。
- 今後の美容業界について筆者の憶測について。
今後生き残るクリニックの特徴は？
ではまず今後も生き残っていくクリニックの特徴を考えるにあたり、今の社会における仕事情勢と美容業界の現状から将来を推測して解説をしていきます。
現状の仕事情勢では人材の流動化が活発になっています。それこそ経済発展のために転職や副業などを企業や国が積極的に後押しをしているほど職業選択が豊富です。
つまり
・財源的に運営が厳しい
・不適切な運営をしている
・働きにくい
などの職場環境が劣悪な職場であれば転職をすることで容易に問題解決を図ることがしやすくい時代になっています。
そのため将来性の見えない職場からは有用性の高い人材ほど去っていき人材の質が低下して、経営の安定感を失っていくでしょう。
そしてそのようなクリニックの多くは財源が確保できずいずれは成り立たなっていきます。特に人気の分野であるほど働ける選択肢が多くなるため、その傾向は露骨に現れることは十分に予想できます。
次に現状の美容業界は需要増加によりお客様の流れが激化していることから、需要は高い分野であるが、その競争に負けて多くのクリニックが財源を確保できず、経営方針の転換や閉院を余儀なくされています。
言い換えるとそれだけ安定していな職場が多く存在しているということです。
そして美容医療の需要は今はまだ増加傾向ですがいずれ必ず飽和します。美容を受ける対象者にも限度があり、さらにクリニックの数だけお客様が分散してしまうため、一部を除き莫大な収益化を見込み続けることができなくなる未来が来ることは容易に想定できるでしょう。
そのため今後生き残っていくクリニックを考えるときに、現状の水準をいかに維持ができるかというところが大きな鍵となってきます。
街中を軽くあるだけでも、美容クリニックは非常に多く見つけることができますが、1年後にふと見てみると気づけば閉院してるクリニックは特に都心であるほど多いですね。
噂では1年間の存続率は2割にも満たないなんてことも聞きます。そのような中で無作為に働く場所を決めるのはなかなか無謀と言えるでしょう。
・社会情勢と美容看護師の転職についてはこちらが参考になります↓
今後も生き残っていくクリニックは？
では現状の社会情勢と今後の美容業界を考慮して、今後も生き残っていくクリニックについて解説していきます。
こちらが今後も生き残っていくクリニックの一覧になります。
- 誠実な運営で財源を確保できているクリニック。
- 大手総合美容クリニックで上層に位置する総合美容クリニック。
- 専門分野に特化した美容クリニックで有名なところ。
- 地方でその地域に根強い信頼と需要があるクリニック。
- 時代のニーズに合わせた美容を提供し続けることができるクリニック。
- 適切な媒介で情報発信が達者なクリニック。
誠実な運営で財源を確保できているクリニック
近年は社会に対して不正を行って売り上げや、財源を確保している企業もそれなりに存在しています。某車関連の企業で重大な不正が発覚し社会的信用を大きく失い会社存続の危機に晒されたというニュースもありましたが、それは営利目的の組織である以上美容業界でも同様のことが言えます。
実際美容医療という専門分野の不透明さを糧にして対象者に偽りの利益をもたらすクリニックは残念ながらありますが、今の情報化社会では何かしらのきっかけでそれが社会に露見する可能性は限りなく高いでしょう。
特に近年はSNSなどの簡易なツールで情報を世界に発信することができるため、不正の程度が大きいほどそれが露見した時の被害は大きくなります。
つまり誠実な運営によって財源が確保することができない、不正のあるクリニックは今後の美容業界では間違いなく淘汰されていきます。
そうなってくると必然的に誠実な経営をし続けてきた、信頼や安全を高めているクリニックにお客様が集まるようになるため、安定して一定の集客をし続けることができます。
それほど信頼価値というものは重要なのですね。
大手総合美容クリニックでも上層に位置するクリニック
大手系の美容クリニックといえば、いくつか直ぐに思い当たるクリニックがあると思いますが、その中でも特に最大手に属するクリニックは今後も生き残っていく可能性は高いでしょう。
これを裏付ける理由としては、最大手のクリニックは労働環境などの働きやすの程度はさておき、その大手という地位だけで高い「ブランド力」と「社会的信用」があるからです。
お客様が何かしらの商品を購入する時に、その業界で最も影響力があると感じるところで購入をしたいということは心理的に起こり得ることで、一定数の人は実際にそこで購入をします。
つまり美容医療も美容最大手系であれば、幾分か顧客の流動が激化しても、高いブランド力と社会的信用からお客様を一定水準確保できる可能性が高いため、今後も生き残っていくでしょう。
ただここで大事なことは「ただの大手」ではなく「上層に位置する最大手」であることです。不安定な美容業界では大手であることだけではその他の要因にもよりますが、安定を維持できるとは現状言い切れません。そのため今後も生き残っていくクリニックを検討するのであれば業界の最大手級までを求めましょう。
専門分野に特化した美容クリニックで有名どころ
美容医療と一概に言っても取り扱っているジャンルは様々です。脱毛、注入、内服関連、アートメイク、性器美容など多種多様にありますが、それらに特化をしていてさらに有名なところであれば「分野特化というブランド力」と「専門性という社会的信用」を得ることができるため、今後も生き残っていく可能性は高いでしょう。
専門のことは専門分野で解決をするということも、心理的に考える人は一定数存在するため、そのようなターゲットを確保し続けることができます。
そして専門分野の強いところは、同業に新規参入をされにくいということにもあります。専門分野は既にその業界が現状で成り立ってしまっているので、よほどのことがない限りは今上層を占めているクリニックのシェアを奪う取るのが非常に難しくなります。
また宣伝効果なども分野特化でするため、この治療🟰このクリニックのようなイメージを世間的に確立することができるのも大きな強みとなっています。それら効果により有名どころであれば一定水準の収益を見込むことができます。
そのため専門の美容分野でさらに今シェアを獲得しているクリニックは今後も生き残っていくでしょう。
地方でその地域に根強い信頼と需要があるクリニック
多くの美容クリニックは集客と利便性を求めて、人の往来が多い都心部に拠点を構えています。不特定のお客様となりえる人にクリニックの存在を認知してもらわなければならないため、その分母を増やすためにも必然的にそうなる傾向が見られます。
ただ都心にだけ需要があるのかというと、決してそうとは限りません。地方であっても需要があればその地域で美容をしたい対象者を、競争相手が少ない状態で囲い込むことができるため、著しく信頼を損なったり、地域の過疎化が見られない場合は今後も生き残っていくことができるでしょう。
ただ地方であるほどお客様の流れが活性化しづらい傾向にあるため、需要のないクリニックほど早期に閉院してしまう可能性が高くなります。そのためこの場合は地域に根強く影響力のあるクリニックを求めるのが望ましいでしょう。
またそのクリニックを存続させる後継者が確立されていることも大切な条件になります。例えば一世代だけの個人院で地域に強いとなってくると、仮にその経営者に何かがあった時に所属していた美容看護師は職場を失いかねないので、この辺は安定感を高めるためには予防が必要になります。
時代のニーズに合わせた美容を提供し続けることができるクリニック
美容医療の変化は非常に激しく、施術の手技や機器なども年々更新され、新たなエビデンスと共に美容医療現場に導入されています。
その変化に順応し、時代のニーズにあった最善の美容を提供することができるクリニックはお客様のニーズを適時満たすことができるため今後生き残っていく可能性が高いでしょう。
流行りというものに需要が集まることは人間社会では頻回に起こり得ることで、実際に内容の是非は問わず、これが流行っているから体験しておきたいと思う人は相当数存在します。
もちろん美容医療でもそのような需要は確実に存在しているため、それを提供し続けることができればそのクリニックは一定数の集客を見込めます。
ただしこれを実現する場合高い美容のリサーチ力と実行力、そして継続力が求められるため、クリニック経営者の人材能力がかなり重要になってきます。
適切な媒介で情報発信が達者なクリニック
今の時代美容関連の情報を仕入れることは比較的容易なこととなっていますが、その最たるツールの１つがSNSです。
クリニックごとのアカウントがあることは当たり前として、さらには医者や看護師などの医療者に至るまでもが個人やクリニック主導の元SNSを通じて情報発信をしているほどです。それだけSNSを活用している人が多く影響力があるということですね。
そのためSNSは現社会において立派な集客ツールとなっています。実際SNS関連から情報を仕入れてクリニックを選択するお客様も特定数存在しています。
今の時代はSNSが情報発信の主体ですが、今後もその時代に適した媒体を有効活用をして情報発信を適切にできるクリニックは今後も生き残っていくでしょう。
私が知り合いの情報網を頼りに美容業界を俯瞰してみても、やはり安定して経営ができているクリニックはこの紹介したいずれかの特徴が強いということが挙げられますね。
絶対にこれらが満たされているから将来的にも大丈夫とは言い切れませんが、今後の美容業界の動向まで想定した時に、これらは満たしておくべき条件なのだろうとは思います。
満たしている条件は多いほど安定感は高い！
今後も生き残っていく可能性が高いクリニックについては以上になります。
美容看護師として長く安定して働くためには、身を置く環境も意識しなくてはなりません。今回紹介したものは最低でもいずれかは満たしておくことが望ましいでしょう。そしてこれらの条件は満たしていれば満たしているだけ安定感はより高くなります。
例えばいくら誠実な運営をしていても、時代のニーズに合わないものばかりを提供し、収益化ができなければ長期的に負債が重なり、クリニックの経営は安定しません。また高いブランド力や社会的信頼がある最大手系の美容であっても、某カーショップのような不誠実な運営をしていれば、いずれそれが露見して社会的信用を損ない瞬く間に安定していた地位を失墜することもあります。
つまり最低限今回紹介したものは何かしらを満たしておく必要はありますが、さらにそれの足を引っ張るような要因が無いところまで求めていきたいところです。
仮に現職場が今回紹介したものを１つも満たしておらず、今後長期的に改善の見込みがないと感じるのであれば、自分主導で改革を進めるか、転職活動をするなどして早めに次の行動をしておくことを強く推奨します。
もちろん各クリニック今後の存続を考えて色々施策はしているため、中にはこれから好転していくクリニックもあるとは思いますが、それが軌道に乗るのが先か、閉院してしまうのが先かという不安要素があるので、美容看護師として働く際はこの辺りはしっかりと考慮しておきましょう。
最後に
今回は今後も生き残っていく美容クリニックの特徴について解説しました。
美容業界の需要は現状まだ右肩上がりですが、ここ数年は特に急速に上昇しているため、いずれ需要は飽和し停滞する時代が来るでしょう。
それが何年後の出来事になるのかは分かりませんが、例えば30歳までに美容業界に参入したとして、そこから定年まで30年以上という長い期間を美容看護師として働くことを考え流のであれば、それが自分の雇用期間に当てはまってしまう可能性は十分にあり得ます。
実際海外のとある調査報告では「日本の美容業界は現状よりも大幅な市場拡大は見込めない」という結果もでているほどです。それが実際とは異なっていたとしても、そういう考えがある時点で今後のことはしっかりと考えておく必要性は高いです。
想定される美容業界の未来への課題を適切に対処でき、一定水準を維持できるパワーを持っているクリニックを選びそこで働くことで、長く安定して働ける美容看護師の実現に一歩近づくことができるでしょう。
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今回の内容で美容業界の今後の動向と、今後も生き残っていく可能性が高い美容クリニックの特徴への理解が深まり、働き方の選択や参考になる看護師が増えると嬉しく思います。
まとめ
- 美容業界の需要はいずれ飽和することが予測できるため、今後も経営を維持し続ける特徴を持った美容クリニックに所属しておくことが大切になる。
- 誠実な運営で財源を確保しているクリニックは一定の信頼価値があるため今後も生き残りやすい。
- 大手クリニックの上位に位置するクリニックや専門のクリニックは、社会的信用が高いため今後も生き残りやすい。
- 地域に根強く信頼の高いクリニックは、その地域のお客様を優先して確保できるため今後も生き残りやすい。
- 時代のニーズに合わせた美容が提供できるクリニックはお客様の需要が高くなるため今後も生き残りやすい。
- 情報発信が達者なクリニックは情報化社会において有利に立ち回れるので今後も生き残りやすい。
- 今後も生き残っていくクリニックの特徴は重複しているほど安定感は高くなる。そして足を引っ張る要因がないことが大切である。
今回紹介した今後も生き残っていくクリニックはあくまで予想に過ぎず、もしかしたら余計な心配かもしれません。
しかし現役のベテラン美容看護師達に色々意見を頂いてこの記事を作成しましたが、現状を考慮するならかなりに理にはかなっているため、気には留めてた方が内容でしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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