こんにちは、めてめてです。今回は美容看護師の面接対策として「内容の伝え方」ということを解説していきます。
美容看護師面接の内容は伝え方を変えるだけで、合格率が格段に上がります。そのことについて理解が深まります。
ぜひ最後まで見ていってください。

めてめて
- 現役美容看護師
- 美容看護師歴7年目
- 管理職、教育、採用担当
- 医療と経営の両視点から美容医療を経験
- 大手系〜個人系まで多種多様の美容クリニックで勤務経験あり
始めに

美容看護師を目指すための採用試験の一環である面接ですが、多くの方がそのための対策をして臨まれていることでしょう。
過去に美容看護師の面接対策の1つとして「面接の基礎項目」について解説しました↓

この内容を前提に、今回は一歩進んで「美容面接の伝え方」について解説していきます。
面接の内容は同じ意味のことでも伝え方が異なるだけで与える印象が格段に変わります。そしてそれが内定率にも大きく影響します。
また面接というのは採用する美容クリニックと入職希望者の双方の情報確認の機会でもあります。適切に必要な情報を伝えて入職前の差異を無くし、良好な関係性を築くことで入職してからの働き方にも大きく影響を及ぼします。
しっかりと必要な情報を正確に伝えて、面接合格と安定した美容看護師としての働き方の実現を目指しましょう。
- 美容看護師面接における内容の伝え方を工夫することで内定率が上がるということについて。
- 面接の伝え方をどのように工夫したら良いかということについて。
- どのような情報は伝えるのか、伝えない方がいいのかの線引きについて。
- 採用試験官が面接で評価していることについて。
面接対策!実際の質問と回答についてはこちら↓

成果は数字で伝える

まずは過去自分がしてきた成果や実績を実数として伝えることです。
面接官は入職希望者が今までどのような取り組みや、頑張りをしてきたのかを面接の中で正確に把握したいと考えています。その為にそれを確認するための多種多様な質問をしますが、それらに対して抽象的な内容で返答しまうと当然それ相応の評価しかできないので不利になります。
例えば自分の成果や実績について
- 「新規施術の提案導入をしてお客様が増えました。」
- 「対応マニュアルを導入して満足度を上げることをできました。」
- 「物品管理表を作成導入する事でコスト削減をしました。」
このような伝え方であると、なんとなく頑張って成果を出しているのは伝わりますが、漠然としていて正確な評価という面では難しいです。
ではこれらの伝え方を変えて
- 「新規施術の提案導入をしてお客様の来院数がその施術を含めて前年と比べて1.2倍に増やすことができました。」
- 「対応マニュアルを導入して満足度調査の満足以上の評価数の平均を0.7上げることができました。」
- 「物品管理表を作成導入することでクリニックの月間出費額が導入前と比べて6%削減をすることできました。」
というように伝えるといかがでしょう。実数としての成果が分かるため面接官も取り組みに対してより正確な評価ができます。
このように成果や実績に対して結果を実数を交えて伝えることで、より正確にその方の今までの頑張り評価することができます。そのためその頑張りがクリニックの方針とマッチしている。もしくは今後成果を期待できる。というのをクリニックが評価しやすく、その内容が認められれば十分クリニックとしては迎え入れたい人材となります。
過去頑張って成果を上げている方は面接では実数にして伝えることを心がけ、また成果がないと思う方は実数を残すような取り組みをしてみるといいでしょう。
看護師は数字で何か成果を残すことが苦手な人が多いです。そのような価値観の中で働きてくる機会が少ないからですね。だからこそ美容のような営利目的の世界では数字で物事を表現できる看護師の価値が高いです。
美容では成果や実績が非常に大事であるということを知っておきましょう。
結論から伝える

次は話の内容を結論から伝えることです。
面接において試験官が知りたいのは過程よりも結果です。志望動機や長所短所、転職理由など様々な質問をされますが、それらの回答はまずは「結論」から伝えましょう。特に話の内容が長くなる場合はより結論から伝える必要があります。
面接内容の伝え方の構成とてしては「結論」→「根拠」→「補足」というようにすると要点が相手に伝わりやすく理想です。
例えばなぜ美容看護師を目指そうと思ったのですか?と質問された時に
「私は昔一重である事がコンプレックスであり長く悩んでいました。そのため前向きになれず自信がない日々を送っていました。しかし美容医療に出会いそこの看護師と親切で丁寧な関わりをしてもらうことで、勇気を持って治療ができコンプレックスを解消する事ができました。そしてその経験が今までの自分とは変わるきっかけになり、自信がつき前向きになった事があります。この素晴らしい美容の体験を今度は私の手からより多くの方に提供して知って貰えるようにしたいと思い。美容看護師になって実現していきたいと思っているからです。」
このような形で結論や根拠を文中に散りばめてみるといかがでしょう?文章にするとなんとなく伝えたい事は分かるかもしれませんが、実際にこれを話してみて聞いてみるとどこが大事なことなのか分かりにくいです。
この内容を結論から伝えるようにすると
「私は美容看護師になって素晴らしい美容の体験をより多くの方に知ってもらいたと思っているからです。私は昔一重である事がコンプレックスであり長く悩んでいました。そのため前向きになれず自信がない日々を送っていました。しかし美容医療に出会いそこの看護師と親切で丁寧な関わりをもつことで勇気を持って治療をできコンプレックスを解消する事ができました。そしてその経験が今までの自分と変わるきっかけになり、自信がつき前向きになりました。この時に感じた事を次は私の手からより多くの人に感じて貰いたいと強く思ったからです。」
とするといかがでしょう?最初に結論を持ってきたため重要な事が明確になり、なぜそれに至ったのかという、その後のエピソードに興味がでてくる構成になっています。
面接というのは限られた時間で双方のことを見極める場でもあります。相手に知っていて欲しい情報を必要な手順で分かりやすく伝えるのは非常に大事なことです。
普段から話が長くなってしまう方や要点が分かりにくい話をしている方は、最初に結論を持っていくと円滑なコミュニケーションをよりしやすくなります。面接では必須のスキルであるため普段から意識して伝えてみると面接の内容構成にも役立つでしょう。
余談ですが私も話をする前は「今から大事な事をいいます」「話が変わりますけど」「確認なんですけど」と言って最初に話す内容の趣旨を伝えていますが、相手に伝える内容の目的が明確になるのでより良いコミュニケーションを築きやすくなることが多くなったと感じています。
始めに伝えたいことの主を持ってくるのは大事ですね。
長所、短所どちらも伝える

次は長所と短所をどちらも伝えることです。
全てのことを100%完璧にできる人は当然いません。いろんな長所があり短所があるのが人間の魅力です。面接では自分を完璧に見せようと思ってしまい、良い側面だけを重点的に伝えてしまう方がいますが、当然それではその方の人間性や本質が見えないため面接官は正確な評価ができません。
どのような方にも短所があることを面接官は当然知っています。大事なのは自分の「長所」を理解して成長、活用すことができていることと「短所」を理解してどのように補填、克服に取り組んでいるかということです。
あなたの長所と短所はなんですか?と聞かれたときに
- 「私の長所は目標遂行能力です。与られた仕事は投げださず必ずやりきります。短所は少し頑固なことですが、それは目標に向かってまっすぐということでもあります。」
- 「私の長所は協調性の高さです。協調性を生かして誰とでもすぐに打ち解けることができます。短所はそれ故の少し楽観的なところですが、協調性の高さを生かして補っています。」
このような感じであると具体的な長所を活かせている感じや短所に対する問題解決が弱くその人の本質やどのような人間であるかを正確に評価ができません。
これをそれぞれのポイントを踏まえるように伝えると
- 「私の長所は目的遂行能力です。自分で決めた目標や与えられた仕事は途中で放棄をせず、必ず期間内に見える形で成果を提示することができます。短所は目標達成を意識するあまり頑固になってしまうことです。しかし目標達成方法の幅を広げて選択肢を増やし、柔軟に対応できる状態を常に作ることを意識してその問題に対処することができています。」
- 「私の長所は協調性の高さです。どのような環境にもすぐに打ち解けて、職場を明るく連携のしやすい円滑な環境にすることが得意です。短所が協調性の高さゆえに距離感などで、他者に楽観的になってしまうことがあることです。しかし同僚や上司と協調性よく関わりを持ちコミュにケーションをとることで、楽観的になってしまっている部分を第三者から指摘してもらうことでその問題に対処しています。」
というふうに伝えるとどうでしょう?強みを活かしてさらに成長をする可能性も提示し、弱みを受け止め補填、克服する姿勢を見せることができます。
結局のところ自分の良いところ、悪いところも含めて正確な情報の開示ができないということは相手に信頼を与えることができないということです。入職者が今後長く働いて貢献や成長をして欲しいクリニックにとって信頼ができない人材が欲しかというとそれは難しいでしょう。
長所と短所を伝えることは自分の事を正確に知ってもらう良い機会です。必要な内容を意識して伝えてみましょう。
長所と短所は面接でほぼ聞かれる質問です。そのため事前に対策がしやすい項目ではありますが、相手側が必要な情報は何であるか?ということを考えて対策しましょう。
真実を伝える

次は真実を伝えることです。
良いことを伝えて良い印象を残そうと面接で思われる方は多いでしょう。それは当然の感覚なので問題ないことです。
しかしそれをしようとするあまり、自分のことを誇張して伝えるのはやめておきましょう。例えば成果を上げたのであればはっきりとしている範囲のことを伝え、していないことを自分の手柄として伝えないようにしましょう。
「私が率先して行動したプロジェクトのおかげでクリニックの売り上げを前年比1.2倍にすることができました。」
このような伝え方よりも正直に
「クリニック主導で開始された新しいプロジェクトに参加、協力をしてクリニック全体で売り上げを前年比1.2倍にすることができました。」
ありのままを伝えることが大事です。
ちなみに面接の内容に不信感や矛盾点があり嘘がバレると確実に面接は落ちます。そして面接官は観察と評価のプロです。多くの人を見ているのでそれらに気づくのが上手い方は非常に多いです。
仮に嘘をついた状態で入職しても能力と実績が見合っていないので入職後の働き方で分かります。入職してからが非常に長い世界でこの方は今後協力していく人に対して平気で嘘をつく人材であるという認識をされてしまうと、安定感や金銭面、立場など様々な要因に多くの弊害を生むことになります。
自分が今までしてきたことは変わりません。それを偽るのではなく正直に伝える素直さものもまた面接の伝え方として大事です。虚言癖がある方は特に意識しておきましょう。
なんとなくですが、仕草や話し方でこの話は盛っているなとか、嘘っぽいなというのは分かります。多くの人を評価してきた経験故にですね。面接官にそう思わしてしまった段階で不利にしかならないので、気をつけておきましょう。
面接で嘘をつくメリットは皆無だと思ってください。
ゆっくり丁寧に伝える

次はゆっくり丁寧に伝えることです。
面接で緊張してしまうとつい早口になってしまい、言いたい事がまとまらなかったり、聞き取りにくい話し方をしてしまう方もいます。
どれだけ良いことを話していたとしても、受け取り手がそれを正確に認識しないと意味がありません。緊張してたので思いをうまく伝えられなかったというのは非常にもったいないことであり後悔します。
入職希望者が緊張をしていることはもちろん面接感は知っています。しかしそれをコントロルしてその中でも自分らしいパフォーマンスを発揮することができればそれは十分な評価点となります。
普段から緊張をしやすい方は特に意識をして、ゆっくり丁寧に伝えることを心がけましょう。緊張ると早口になりやすいので、気持ちは自分がゆっくりと思ったよりももう反テンポ遅くしてみるぐらいです。
面接は伝え方のテストでもあります。早口は焦燥感や緊迫感を与えてしまうので美容では基本NGの行為です。面接は長くても1時間ぐらいです、最低でもその時間は意識して丁寧に伝えることを心がけましょう。
ネガティブな事は伝えない

最後はネガティブな事は伝えないです。
ここは伝える事ではなく伝えない事になります。
面接では嘘をいうことはダメですが、聞かれていない自分が不利になる情報は必要以上に伝える必要はないということです。沈黙は金、雄弁は銀という言葉がありますが、上手く面接でも活躍しましょう。
クリニックが必要な情報とそうでない情報を考えて、必要のないものまで不用意に伝えてしまわないようにしておきましょう。
例えば前のところはなぜ辞めたのですかという質問に
- 「上司が怖くて意見が言えなかった。」
- 「休む時間が全然なくてしんどかった。」
- 「元々興味のある分野ではなかった。」
- 「遠くて通うのが大変だった。」
という理由が実際にあったとしてもそれを正直に伝えてしまうと、この人は自分がお世話になった職場のことを平然と悪くいう人で、今後自分のところで同じような事があったら同じように行動するのだろうなという非常に悪印象を与えてしまうことになります。
そのため必要以上にネガティブな事は伝えず、伝えるのであれば最終的にプラスの要因として転換できる理由をしっかりと添えておきましょう。
- 「以前の職場は通勤が困難であったため、今後自分が長く働いていくにあたって弊害となると思ったからです。〇〇クリニックは公共交通機関を使用して通いやすいところに開院されており、ライフスタイルの変化があっても長い目で見て働きやすいと思ったからです。」
- 「私は将来的に〇〇クリニックで美容看護師になることを目標としていました。そのためにまずは看護師として最低限の医療技術や知識の獲得する必要があると考え、それができる以前の職場で勤めていました。そして自信を持って医療技術や知識を展開できると確信が持てたため、今回転職の選択をしました。」
このような伝え方であれば「遠いから嫌だった」「元々興味がなかった分野」と本質はネガティブな理由ではあっても明確な理由と入職を希望するクリニックにとってはプラスの意味となるため問題ないです。
どの情報を話すのか、伏せるのかは面接において非常に重要な駆け引きです。その情報を話すことで相手に与える印象はネガテイブなものになるのか、それともプラスになるのかは考えて伝えましょう。
ネガティブな発言は結構うっかり出てしまう方が多い印象ですね。ただそのうっかりでてしまったものに面接官は敏感なので、余計なことは言わないように意識しておきましょう。
最後に

今回は美容看護師の面接対策として「伝え方」について解説しました。
面接では自分のことを伝える時、伝え方1つでその内容をより魅力的で価値のあるものにできます。
自分の伝え方の癖などをしっかりと分析して、できていることはより明確に、できていないところは意識をして対策をして面接に挑みましょう。
面接の伝え方に自身がない人は面接練習の理想の相手として転職エージェントを活用して客観的に指導、指摘してもらうのがお勧めです↓



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美容看護師の面接は難しい?面接で落ちてしまう理由について↓

今回の内容が美容看護師面接の伝え方についての理解が深まり、しっかり意識して対策ができ、面接合格に繋がる方が増えると嬉しく思います。
まとめ

- 美容看護師の面接は伝え方を工夫するだけで内定率は格段に上がる。
- 成果や実績は実数として伝える。
- 内容は結論から伝える。
- 長所、短所はどちらも伝える。大事なのは問題認知と解決能力
- 真実の内容を伝える。
- ゆっくり丁寧に伝える。焦らない。
- ネガティブな情報はあえて言わない。
- 面接の内容や伝え方は客観的評価をしてくれる転職エージェントの利用がお勧め。
今後も美容看護師の面接対策はジャンル分けをして解説していきます。1人でも多くの美容看護師が増えるて楽しく現場で働けると嬉しいです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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