こんにちは、めてめてです。今回は美容看護師に面接官は履歴書の何を見て評価しているのかについて解説していきます。
履歴書は採用面接に辿り着くための書類選考に該当するものです。履歴書のどの情報にどのような価値をしているのかを理解して適切に反映することで、まずは書類選考合格を目指しましょう。
ぜひ最後まで見ていってください。

めてめて
- 現役美容看護師
- 美容看護師歴7年目
- 管理職、教育、採用担当
- 医療と経営の両視点から美容医療を経験
- 大手系〜個人系まで多種多様の美容クリニックで勤務経験あり
始めに

美容看護師の職業人気により、年々多くの人が美容看護師を目指しています。
美容看護師になるために、美容クリニックの面接を受けられる準備として各種対策をされていますが、その面接を受けるためにまず絶対的にしなくてはいけないことが「履歴書および職務経歴書による書類選考に合格をすること」です。
美容クリニックで働くためにはこの書類選考に合格することを最優先でする必要があります。どれだけ人間的な魅力があり、美容医療の有用性の高い能力があったとしても書類にそのことが反映できず書類選考が受からないことには、面接に到達することが難しくなります。
そしてクリニック側が看護師を厳選できる今の美容業界において、良質なクリニックであるほど採用関連は難しくなっており、履歴書関連だけで落ちてしまうこともまた非常に多いです。

そこで今回の内容ではその履歴書について、採用担当者が各項目の何を見て評価しているのかについて解説していきます。
魅力的で有益性のある情報から、必要な情報までをしっかりと履歴書に反映させて書類選考通過を目指し面接への挑戦権を獲得しましょう。
美容クリニック転職で書類選選考に挑まれる人、上手くいかず悩まれている人は今回の内容を参考にしてみてください。
- 美容看護師転職の履歴書について。
- 履歴書の内容を採用試験官がどう判断しているのかについて。
- 履歴書の適切な書式方法の選択について。
履歴書について
今回の内容では下記の一般的な履歴書を元にどの項目でどの情報を評価しているかについて解説していきます。


学歴・職歴
まずは学歴と職歴になります。
ちなみに学歴、職歴はかなり重視されます。面接官によっては修学していたところの偏差値を調べてる人もいるぐらいです。実際人材育成などを経験していると学歴の優越は能力に比例しやすい傾向にあるため、その点からも意識されている感じですね。
まず学歴関連で評価されていることは「留年歴がないか」ということと「ストレートで看護師資格を獲得しているか」ということです。
一応留年歴は学校の方針や采配によって多少起こりうる可能性がありうるので、もちろん無いに越しったことはないですが、多少は考慮してくれる採用官もそこそこいます。しかし看護師国家資格は全看護師を目指す学生が同じ条件で受けて9割前後が受かる試験であるという事実があるため、その合否歴は非常に厳しくみている面接官が多いです。
少なくとも面接官を担当して国家試験を落ちている人はほぼいません。そのためその人たちからしたら、9割も受かる試験に落ちているということは、「必要な時に勉強や努力をしていなかった」という、それ相応の負の理由があるとみなされます。これは私の知り合いの面接官数名に確認しても同様の回答が得れるぐらいには認識されていることです。
美容看護師は人気の職業であり、多くの看護師が美容クリニックへの入職を希望しています。つまり働きやすい人気で良質なクリニックほどクリニック側が看護師を厳選できる時代です。そのため9割受かる試験に落ちてしまう人をわざわざ採用するに至らない場合が多いのですね。そこに納得のできる理由があったとしてもそれをクリニック側が書類上で知ることは当然できません。
そのため美容看護師として働く選択肢を持ちたい、増やしたいのであれば留学歴、国家試験の合否はまず確認されます。中には気にしないクリニックもありますが、気にするクリニックも確かにあるため、その認識はしておくべきでしょう。
次に職歴で重視しているのが、どこで何年働いていたのかという転職歴です。
どのようなところで何年働いてきたのかを見ればその人の大体の能力や働き方の姿勢を想定することができます。そしてどの程度転職歴があるのかということはその人の仕事に対する熱意や認識が分かります。
慎重な採用試験官であると、前職場の規模や理念などをホームページなどを通して調べていることもあります。
特に前職場については保険診療系→美容系の転職であれば、変なところでなければ大きく気にされることはないですが、美容→美容の転職では特に神経質になる面接官が多いです。以前いた美容クリニックが自分のところの方針に沿っている美容をしているのかや、偏った知識習得をしている可能性が無いかなど含めて慎重に評価しています。
それこそ「〇〇クリニック出身の看護師は絶対に採用しないというクリニックが特定数ある」ことからも前職は意識されていることが分かります。
そして転職歴ですが、短期間で頻回な転職歴があると情報上ではそれだけで転職は不利になります。自分のところに入職させても何かしらの理由ですぐに辞めてしまうかもしれないというのを言っているようなものであり、採用担当者からは非常に警戒されます。
この場合も退職に明確な理由や納得できる理由があったとしても、それを書類上で確認することは当然できません。頻回な転職歴が原因で面接まで辿り着けないといことは珍しくないです。
学歴、職歴というのは履歴書内で偽ったり誇張したりして記載することができない貴重な事実の項目であるため、正確にその人のことが分かります。だからこそ慎重に評価されやすい項目になります。
ちなみに1〜2ヶ月程度の短期間の転職歴は履歴書に反映しなくてもいいという情報がありますが、それについては否定しておきます。というのも就労期間に関係なく正社員として採用されたのであれば前職の就職歴は雇用保険の加入履歴から勤務先のクリニックに把握されます。つまり短期間で辞めてしまったことは必ず知られます。当然ですが、履歴書に真実を記載していなかった場合は採用関連で不利になります。
そのため例え短期間でも正社員としての採用歴がある場合は履歴書に必ず記載しておきましょう。


免許・資格
次に免許、資格についてです。
免許、資格については基本採用枠規定の資格があればそれで十分です。そのためそれをきちんと記載しておきましょう。美容看護師であれば基本的には「看護師国家資格」になります。
一応美容分野での採用になるため、美容系や医療系に活かせる資格などがあると、選考の評価で多少有利になることもありますが、看護師以外の資格にどれだけ重きを置くかは採用担当の裁量次第になります。ただせっかくあるのであれば記載はしておくのが良いでしょう。
また資格をたくさん持っていても美容や医療で有用性がないものは評価対象にならない場合が多いので、資格が多ければ有利というものでは無いのでその認識はしておきましょう。
ちなみに資格の重要度は国が定めたもの>民間のものです。国が定めているレベルの資格を取得している場合は資格の有用性の有無に関わらず可能な限り記載はしておくのがお勧めです。それほどまでに国の定めて資格の効力は大きいものになります。
志望動機・自己PR
次に志望動機、自己PRについてです。
履歴書において唯一自分の言葉で記載する内容になります。履歴書のテンプレートによりますが、僅かなスペースに志望動機や自己PRを記載するという非常に大事な項目になります。
枠のサイズにもよりますが、今回の場合ですと「およそ200〜300文字程度、4〜5行程度で、ゆっくり話して1分ぐらいの内容」になるのが良いでしょう。
この限られたスペースだからこそ、ここにどの程度入職希望のクリニックで美容看護師をしたいのかという意志と、自分の魅力を伝えることができるのかが鍵になってきます。ここで興味を持たすことができれば面接をしてもらいやすくなります。
この項目は職務経歴書がある場合は概要を大まかに、履歴書だけであれば具体性を持って記載しておくと良いですしょう。
おまけですが、下記は私が実際に履歴書に記載していた志望動機、自己PR文です。
〇〇クリニックの〇〇という理念に基づきコンプレックスを解消し、お客様の内面の美しさを引き出す目標に感銘を受けました。私自身がかつて美容クリニックにお世話になったことがあり、その時の経験から綺麗になることと、悩みやコンプレックスの解消をすることに強く感心があります。相手の本当の悩みに向き合い、急性期分野、美容クリニックで学んだことを貴院でも活かし、貢献したく志願致しました。
本人希望欄
最後に本人希望欄になります。
この項目は入職希望のクリニックに失礼のない範囲で自分の希望を記載しておきましょう。気をつけて欲しいのはあくまで希望であるため、記載したものが絶対に達成できるというものでは無いということです。
たまにここに何かを記載するのは失礼とか、ダメだという考えの人もいますが、それについては特に心配する必要は無いです。逆に記載を許さないクリニックであればそのクリニックは労働上何かしらの問題がある可能性が高いので避ける判断材料となるでしょう。
とはいえ何でもかんでも希望を書きすぎるのは流石に常識的では無いので、具体的な希望は面接ができた時などに改めて確認をするようにして、絶対押さえておきたい希望(何月入職希望であるか、何科希望であるか)などの記載程度にしておきましょう。
本人希望欄ですが転職エージェント経由で転職活動をしているのであれば、あらかじめ希望欄に記載する予定の内容を転職エージェントに確認しておくことができます。そうすると分かっている内容は事前に教えてくれますし、不明なところは調べてくれたり、転職エージェントが事前交渉をしたりしてくれます。そのため失礼のない範囲の記載のみを行うことができるため、書類選考で不用意に印象を損なうことを防ぐことができます。
おまけ・履歴書は手書き?パソコン?

履歴書の情報と評価項目については以上になります。最後に履歴書の書式について解説しておきます。
履歴書の話をすると必ずと言って良いほど「手書き」か「パソコン」どちらが良いですかという質問がありますが、これについては正直どちらでもよいのです。原則は入職先のクリニックの求めている方に合わせるようにしましょう。
手書きの方が本気度が伝わるという面接官もいますし、パソコンの方が綺麗で読みやすくて良いという面接官もいます。そのクリニックが望んでいる方をリサーチして適切に選択するということも一種の採用試験として事前に確認するなどしてクリニックが望まれている方で準備をしましょう。
これについても転職エージェントを利用しておけばどちらの書式で提出するべきかはあらかじめ調べて教えてくれるため、個人で確認をする必要がなく、手間がかからないので非常に有効的です。
最後に

今回は美容看護師の面接官は履歴書の何をみているのかについて解説しました。
近年は美容看護師の人気上昇により良質なクリニックほど採用枠が限られているので履歴書による書類選考も厳しいものになってきています。
履歴書は採用関連のもので誇張したり、嘘を書いたりできる範囲が非常に少ないものであるため、採用希望者のことを深く知ることができる大事なツールとなっています。
無理に内容を充実させる必要はないですが、何を見られて評価されているのかを知ることで、必要な情報を履歴書に落とし込むことができ、それにより面接に辿り着きやすくなります。
内容の確認や添削、クリニックに必要な情報の反映にはそれらを取り扱っているプロである転職エージェントの利用をお勧めしています。転職活動に慣れていない方は特に利用しておきましょう↓



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今回の内容が美容の面接官が履歴書のどの情報をどのように評価しているかを知るきっかけになり書類選考通過に繋げることができると嬉しく思います。
まとめ

- 履歴書、職務経歴書は面接をしてもらうための書類選考に該当するもの。
- 学歴は躓いている経歴がないかを評価している。
- 職歴はどのような場所でどれぐらい働いていたのかを評価している。
- 学歴、職歴を見ることでその人の大体の人物像が想定することができる。
- 免許、資格は看護師であることと、美容、医療に活かせる資格があるかを評価している。
- 自己PR、志望動機は限られた範囲内でどれだけ興味を惹く内容を反映できているかを評価している。
- 本人希望欄は迷惑にならない程度で要望を記載することが望ましい。
- 履歴書は全般偽ることがほぼできないため採用希望者を理解するために非常に重視されている。
- 履歴書内容の確認、添削に転職エージェントを利用が非常におすすめできる。
- 転職エージェントを利用することで履歴書に記載できない概要を事前に伝えておくことができるため、それにより面接をしてもらいやすくなる。
履歴書に必要な情報を反映して、面接への挑戦権を勝ち取りましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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【余談】
学歴、職歴はありのままを書かなければいけないため、場合によっては不利になることがあります。
この場合の対策としては履歴書にマイナスになることをあまりしないとうシンプルなことしかできないのですが、それが現実的に難しい場合があるため、その時にできるもう一つできる対策があります。それが「転職エージェントを利用して履歴書を提出してもらうタイミングで転職理由などを前もって伝えておいてもらうこと」です。
これをすることで履歴書には反映できない自分の言い分を伝えることができるので、それにより書類選考は通過しやすくなり面接まで辿り着きやすくなります。お困りの方は使用の検討をしてみると良いですね。
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